犬や猫に寄生して血を吸ってしまうノミ。
ノミに吸血されるとさまざまな悪影響を及ぼします。
そうならないためにもノミについてきちんと知って、ノミ被害に備えましょう!
世界には2,000種以上いるといわれているノミ。
実は犬や猫、人に寄生するほとんどがネコノミとされています。
体長は1~2mm程度。自分の体長の約100倍~150倍もの高さまで跳ね上がるジャンプ力 を持ち、
地面や植物などから犬や猫の体に飛びついて寄生してしまいます。
ノミは卵、幼虫(第1齢幼虫~第3齢幼虫)、さなぎ、成虫と
各ステージでそれぞれ全く異なった形へと成長する、完全変態の昆虫です。
卵からさなぎまでは動物の休息場所などに生息し、
成虫になって初めて動物の体に寄生します。
卵⇒幼虫⇒さなぎなどの発育期間は気温、
湿度の影響を受けるので様々です。
ノミは驚きの繁殖力を持ち、見えないところにたくさん潜んでいます。
ノミの成虫が1匹いたとすると、さなぎは2匹、幼虫は7匹、卵はなんと10個!
私たちが見つけられているのは氷山の一角にすぎないのです。
ノミは直接日の当たらない、暗くてジメジメした場所に多く生息しています。
また、ノミは暖かい場所を好むため屋外よりも室内での繁殖活動が盛んです。
「室内飼いだし、いつも綺麗にしているから大丈夫!」
と油断してノミ対策をしていない飼主さまも少なくありません。
しかしいくらノミが発生しないように掃除をしても、
動物や人にくっついて家の中に侵入してしまうのです。
一度ノミが家に侵入してしまうと、繁殖サイクルができあがり、
ものすごいスピードでその数は増えていきます。
ノミ対策はお薬でノミの繁殖サイクルを断ち切ることが大切です。